都心部の低空を通る羽田空港の新飛行ルート案について、ルート案に反対している市民団体が6日、国土交通省に計画の見直しを申し入れた。
新ルート案をめぐっては、国交省が早ければ月内にも決定する構えを見せている。これに対し、自治体や住民からは騒音や落下物について不安の声が出ている。
国交省は7月末、騒音対策としてこれまでよりも急角度で着陸する案を示していた。今月7日には関係都県との協議会を開いて説明する予定で、理解が得られたと判断すればルートを正式に決める見通しだ。
申入書では、国交省が今回示した急角度での着陸はパイロットの負荷を高め、運航リスクになると指摘。広く社会に周知し、専門家の冷静な知見を持ち寄って政策決定をすべきだとした。(贄川俊)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル